新たな発見

プログラムを通じて自然の中で子どもたちと接していると、いつも新たな発見があり、そこには「子どもにとって楽しい自然体験とは?」という答えのヒントが隠されているように思います。

 

4月と5月のプログラムを開催した森林公園内には小川が流れており、子どもたちは自由時間になるたび川遊びへと繰り出します。そして、いつも子どもたちは水中のいろんな石を夢中で拾い集めて、楽しそうにはしゃいでいます。なぜ何の変哲もない石を集めて喜んでいるのか不思議に思い、川に入って子どもたちのほうに近づいていくと、「見て、この石、たまご!」「お皿!」「鉄砲!」「葉っぱ!」とみんな得意げな様子で、拾い集めた石を私に次々と見せてくれます。

 

大人の私からすると「言われてみれば、そう見えないこともないけど‥」というのが正直な気持ちで、同じ石を見ても、大人と子どもではまったく違うものが見えている、ということを実感しました。こういった大人と子どもの感受性の違いを発見する機会は、毎回のプログラムで数多くあります。しかしそれは、「自分が子どもの頃に持っていた感覚や視点や価値観の多くを、大人になる過程で失ったことに気づかされる」という意味での『発見』と言えるかもしれません。