自分たちで考えた映画のストーリーはいくつもの場面(シーン)で構成され、各場面ごとに出演者も撮影スタッフも入れ替わり、最終的には子どもたち全員が出演も撮影もおこないます。
撮影を担当するときは、その場面が映画全体のなかで果たす役割や意味をきちんと考えたうえで、三脚を使用するのか手持ちで撮影するのか、どの位置からどんなサイズ(画角)で出演者を撮影するのか、出演者の演技や動き・セリフ等のタイミングはイメージどうりなのか、子どもたちは何度もリハーサルを繰り返しながら、撮影プランや演出プランを固めていきました。
「よ〜いスタート!」の合図で撮影本番がはじまり、「カット!」のかけ声で撮影が終了すると、いま録画したばかりの映像を再生して全員で確認し、少しでも納得がいかない場合は全員で意見を出し合って修正点を確認し、何度でもテイクを重ねてゆきます。
そうやって撮影した1つひとつの場面が編集でつながって1本の映画になったとき、子どもたちは大興奮で自分たちの成し遂げたことを実感します。今年も素晴らしい作品が完成しました。